スライドドアのワンプッシュ化は,まずイージースライダーから始まりました。これは,アウトサイドドアハンドルが本当に固く,また,スライドドアなので,どうしても真っ直ぐ引かずに開閉方向に動かそうとすることなどから,大変便利な機能になりました。

 ある日,セレナのセカンドシートに乗ると,Bピラーにドアクローズ用のボタンがありました。これは,セカンドシートの乗員が,スライドドアを閉める際,インサイドドアハンドルを操作しようとすると,どうしても体勢を後ろ向きにしなければなりませんが,Bピラーにボタンがあると,真っ直ぐ向いたままで可能なわけで,便利な機能だと思います。

 これと同じ機能をもたせることは,イージースライダーから配線を分岐させれば可能だと思いましたが,スライドドアの内張を外し,更に蛇腹の中を配線を通すとなると難しいと思案していたのですが,よく考えると同様のスイッチは運転席にもあることに気がつきました。スイッチを取り外し,コネクタを外すと,配線は黄色(常時+)と白黒(アース)によるON・OFFだと分かりました。そこに分岐コネクタを割り込ませれば可能でしょう。(緑のイルミ線ともう一つアース線があるようです。)

 次にスイッチの選択ですが,モメンタリースイッチ(押しているときだけON)でなければなりません。デザインも重要な要素ですから,イージースライダーのように純正スイッチも考えたのですが,結局エーモンのLED内蔵のスイッチにしました。選択理由は,あまり出っ張りがないことと,光ることでした。

 取り付け位置はBピラーに直接穴を開けることも考えたのですが,スイッチの奥行きが結構あるので,エーモンのカバー付きのスイッチベースにしました。(実は,他用途で利用しようと購入済みのものでした。)このスイッチベースの穴の径は12mmなのですが,LEDスイッチの径は16mmなので,金属製のベースをリューターで削って広げました。

 配線をしてみると,スイッチのLEDは常時電源を使うためキーオフ後もLEDが点灯しており,スイッチをONにしたときだけLEDが消灯します。DIYのイメージとしては,スイッチを押したときだけLED点灯にしたかったのですが,配線を変更して,結局LEDはいつも点灯しないようにしました。

 助手席サイドステップなどの内張をはがして配線し,Bピラーの下部からは,コルゲートチューブに配線を通して完成しました。